
より快適な眠りをお届けするために 〜玉之湯の新たな挑戦〜
旅の楽しみは、観光や食事だけではありません。心身を休め、翌日に備える「睡眠」こそが、旅の充実度を大きく左右するものです。
私どもホテル玉之湯では、この「眠り」の時間をより豊かに、より快適にお過ごしいただくために、独自の取り組みを重ねてまいりました。
その一環として、このたび バリアフリー和風ツイン客室に「airweave(エアウィーヴ)」のベッドを新たに導入いたしました。
本記事では、導入の背景や私どもの想い、さらに「快適な眠り」と「持続可能性」という視点から、この取り組みをご紹介させていただきます。
快適な睡眠が旅を変える
旅先での眠りの大切さ
観光や温泉巡りを楽しんだ後に迎える夜。心地よい眠りは翌朝の爽やかさを決め、旅全体の印象に直結します。
しかし「旅先ではなかなか眠れない」という声を耳にすることも少なくありません。慣れない環境、異なる寝具、移動の疲れ。こうした要因が快眠を妨げることがあります。
私ども玉之湯では、宿泊の価値の大きな柱として「眠り」を位置付け、お客様が安心して休める環境づくりを大切にしています。
airweaveとの出会い
エアウィーヴは、数多くのトップアスリートや著名人が愛用するマットレスブランドとして知られています。特徴は「適度な反発力」と「通気性」。
体を点で支える特殊構造により、寝返りが打ちやすく、腰や肩への負担を軽減します。旅先で疲れた体をしっかりと受け止めつつ、翌朝の目覚めを快適にすることができます。
玉之湯独自の取り組みとしての導入
宿泊施設では高級寝具の導入が進んでいますが、まだまだ一部のホテルに限られているのが現状です。
特に バリアフリー対応の和風ツイン客室において、エアウィーヴを常設する試みは極めて珍しい ものです。

「障がいのある方、ご高齢の方も、心から安心して眠れる環境を」という思いから、私どもはバリアフリー客室にこそ最新の寝具を導入いたしました。
玉之湯らしさを大切に
玉之湯の魅力は、和の趣を感じられる空間と、温泉、そして人のぬくもりです。
ベッドを最新のものに変えつつも、客室全体は「和の雰囲気」を大切にし、畳や障子の風情を守っています。
つまり、ただ寝心地を追求するだけでなく、「和の旅館で過ごす特別な時間」と「現代の快適さ」を調和させることを重視しました。
持続可能な観点からのベッド選び
耐久性とリサイクル性
エアウィーヴの素材は「エアファイバー」と呼ばれる独自の樹脂素材で、耐久性に優れ、長期間使用しても性能が落ちにくい特徴を持ちます。
さらに、この素材は 100%リサイクル可能。廃棄時の環境負荷を減らし、持続可能な運営にもつながります。
「快適な眠り」と「地球環境への配慮」を両立できる点こそ、私どもが導入を決意した大きな理由のひとつです。
持続可能な観光と宿泊
観光産業は大量消費に支えられてきた側面がありますが、人口減少が進む日本において「量」ではなく「質」が求められる時代へと移行しています。
玉之湯は「サステナブルな宿泊」を実現するため、再生可能エネルギーの導入やバリアフリー化に取り組んできました。
今回の寝具導入もまた、その流れの中で「環境と健康の両立」を意識した取り組みの一部なのです。
誰にとっても優しい眠り
バリアフリー和風ツインは、車椅子をご利用の方や高齢者の方でも安心して泊まれる設計となっています。
そこにエアウィーヴを導入することで、「体に負担をかけない眠り」をさらに実現できるようになりました。
寝返りがしやすい構造は、体力の少ない方や夜間に介助が必要な方にも大きなメリットとなります。
介助するご家族にも安心
介護やサポートを必要とする方とご一緒に泊まられるご家族にとっても、夜の安眠は大切です。
快適なベッド環境は、介助される方・介助する方、双方の安心につながります。
玉之湯は「すべてのお客様にやさしい宿」を目指し、今後も改良を続けてまいります。
お客様の声に応えて
これまで玉之湯には「旅館らしい和の雰囲気は好きだけれど、寝心地が気になる」「自宅と同じようにぐっすり眠りたい」というお声を多くいただきました。
そうした声に応えるために、私どもは「和の趣を守りながら、眠りの質を高める」という挑戦に踏み出しました。
玉之湯だからこそできること
大量生産・大量消費のスタイルではなく、一人ひとりのお客様の声を大切にし、小さな工夫を積み重ねてきた玉之湯。
今回のエアウィーヴ導入も、派手さより「実際に泊まられるお客様の体験」を第一に考えた結果です。
他の施設にはあまり導入されていないからこそ、「玉之湯らしさ」が際立つと信じています。
今回の導入はバリアフリー和風ツイン6室(501号室・401号室・301号室・302号t室・306号室・307号室)からのスタートですが、今後はより多くのお客様に体験いただけるよう、段階的に拡大を検討しています。
また、睡眠環境の改善にとどまらず、「食事」「温泉」「おもてなし」といったあらゆる場面で「快適さ」と「持続可能性」を融合させていく所存です。

旅先でのひとときが、かけがえのない思い出となるように。
そのために私ども玉之湯は「眠りの質」をこれからも追求してまいります。
どうぞ、和の趣あふれる空間で、エアウィーヴがもたらす心地よい眠りをご体験くださいませ。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。
ホテル玉之湯 内藤幸宏より


2025年10月5日


2025年10月5日


2025年10月3日


2025年9月30日
すべての人にひらかれた温泉を目指して ロビー応接セットを一新


2025年9月28日


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