近ごろ、インターネット上で
「サステナビリティやSDGsは胡散臭い」
という声を目にすることが増えました。
確かに、言葉だけが先行し、「流行っているからやらなくてはならない」「やっている“風”を見せるため」といった取り組みが目立つと、違和感を覚えるのも無理はありません。
そのような形で始めた活動は、往々にして長続きせず、いつの間にか頓挫してしまいます。
サステナビリティやSDGsは、環境問題だけに限られるものではありません。
人が無理なく働き続けられること、地域との関係を大切にすること、文化や技を次の世代へつないでいくこと。
これらすべてが、持続可能な社会をつくるための大切な要素だと考えています。
だからこそ、「流行っているから始める」のではなく、
経営理念の中にきちんと組み込める取り組みから始めることが何より重要だと、私たちは感じています。
日々の仕事や判断の基準として自然に根付くものでなければ、意味のある継続にはなりません。
また、私たちにはもう一つの願いがあります。
それは、人と人とのつながりが大切にされ、差別のない、公平な世の中になってほしいということです。
年齢や障がい、立場の違いによって分断されることなく、誰もが安心して過ごせる社会であってほしい――
宿を営む立場として、その一端を担えたらと考えています。
「胡散臭い」と感じる方の多くは、
感情的に否定しているのではなく、やる前から「できない理由」や「やらなくていい理由」を探している人ではないでしょうか。
「それをやって本当に効果があるのか」「手間ばかり増えるのではないか」と、まず否定から入ってしまう気持ちも、理解できなくはありません。
私たちも、その問いから目を背けず、
派手さよりも誠実さを大切に、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思います。
サステナビリティやSDGsは、掲げるための言葉ではなく、続けるための考え方。
これからも背伸びをせず、自分たちらしい形で歩みを続けてまいります。
ホテル玉之湯 内藤幸宏より


2025年12月15日
🌟 松本市大名町イルミネーション2025–2026 〜冬の夜を彩る光のストーリー〜

2025年12月15日

2025年12月9日

2025年12月3日
サステナビリティと倫理──“よい未来”を守るために、私たちができること

2025年11月26日
「狭義のコンプライアンス」と「広義のコンプライアンス」について

- 2025年12月 (4)
- 2025年11月 (5)
- 2025年10月 (10)
- 2025年9月 (3)
- 2025年7月 (3)
- 2025年6月 (7)
- 2025年5月 (26)
- 2025年4月 (26)
- 2025年3月 (12)
- 2025年2月 (2)
- 2025年1月 (7)
- 2024年12月 (1)
- 2024年9月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (2)
- 2023年10月 (8)
- 2023年9月 (7)
- 2023年5月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (2)
- 2022年11月 (2)
- 2022年10月 (2)
- 2022年9月 (1)
- 2022年4月 (3)
- 2022年3月 (7)
- 2022年2月 (8)
- 2022年1月 (13)
- 2021年12月 (30)
- 2021年11月 (5)
- 2021年6月 (1)
- 2021年4月 (2)
- 2021年1月 (1)
- 2020年10月 (1)
- 2020年8月 (2)
- 2020年7月 (2)
- 2020年6月 (4)
- 2020年5月 (1)
- 2020年4月 (4)
- 2020年3月 (20)
- 2019年7月 (1)
- 2019年6月 (1)
- 2019年5月 (4)
- 2019年4月 (6)
- 2019年3月 (5)
- 2019年2月 (5)
- 2018年11月 (1)
- 2018年5月 (1)
- 2018年4月 (1)
- 2018年3月 (5)
- 2018年1月 (1)
- 2017年7月 (1)
- 2017年6月 (5)
- 2017年3月 (2)
- 2017年1月 (6)
- 2016年4月 (2)
- 2016年3月 (1)
- 2016年2月 (1)
- 2016年1月 (1)
- 2015年12月 (1)
- 2015年11月 (1)
- 2015年10月 (1)
- 2015年9月 (4)
- 2015年8月 (1)
- 2015年4月 (2)
- 2015年2月 (3)
- 2015年1月 (3)
- 2014年12月 (16)
- 2014年11月 (26)
- 2014年7月 (1)
- 2012年11月 (2)
- 2010年12月 (1)
- 2010年11月 (4)
- 2009年12月 (16)
- 2009年11月 (11)
- 2008年12月 (20)
- 2008年11月 (10)
- 2007年12月 (11)
- 2006年12月 (16)
- 2006年7月 (1)
- 2006年4月 (14)
- 201年11月 (1)












































