
こんにちは、ホテル玉之湯です。
5月の松本は、新緑とともに春の余韻を感じられる素敵な季節。今日は、標高1000メートルに位置する美鈴湖畔の「ヤマザクラ」について、少しだけお話させてください。
ゴールデンウィーク明けでも咲いていたヤマザクラ(2011年)
私たちが2011年5月7日に撮影した美鈴湖畔のヤマザクラは、ちょうど“散り初め”の頃でした。標高が高い場所では、平地よりも少し遅れて春が訪れるため、この時期でもまだ花を楽しめたのをよく覚えています。空気も澄んでいて、ひらひらと舞う桜の花びらが、まるで時間を忘れさせてくれるようでした。
2025年の今年は…4月末にすでに花びらが舞い始めていました
ところが、2025年の今年は様子が違いました。
4月末、美鈴湖を訪れると、なんとすでにヤマザクラは花を落とし始めていたのです。まるで「あっという間」に春が過ぎ去ってしまったような気持ちにさえなりました。
「え?もう散ってるの?」
という驚きとともに、ふと頭をよぎったのが「温暖化」という言葉です。
桜が教えてくれる、気候変動というサイン
長年松本の自然と共に暮らしてきた私たちには、こうした小さな“変化”が、実はとても大きなメッセージであることを感じています。
もちろん、桜の開花には年ごとの気候条件も影響します。ですが、10年以上のスパンで「確実に早くなっている」開花時期に、今、私たちができること、考えるべきことがあるのではと、桜は静かに語りかけてくれているようです。
美鈴湖の自然と共にあるホテル玉之湯
美鈴湖畔の自然は、季節ごとに表情を変えながら、訪れる人々にやすらぎを与えてくれます。ホテル玉之湯では、そんな四季の移ろいを大切に、皆さまに心温まるひとときをご提供しています。
ヤマザクラの見頃は年々変わるかもしれません。でも、変わらないのはその美しさと、自然からの静かなメッセージです。
ぜひ、次の春には美鈴湖を訪れてみてください。
そして、今しか見られない自然の一瞬を、感じてみてくださいね。


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2025年5月6日
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