「今期最大の寒波到来！」
のニュースが昨週末よりマスコミを賑わせております。
幸いなことに、松本地域におきましては、大した積雪もなく交通機関への影響はほとんどないようです。

この時期になると多くなるお問合せのうちのひとつに、

「そちらは雪が積もっていますか？」

と、いう問い合わせがあります。長野県にはスキー場も多くありますし、厳しい寒さをイメージする方が多いのでしょうか、「冬になると根雪が春まで融けない」と思っていらっしゃるようですね。
松本市とその近郊はさほど雪の多い地域ではありません。長野県内でも１番降雪が少ないのかもしれません。ただし、最低気温は氷点下１０度以下になることもしばしば・・・
乾燥度が大きくて寒暖差の激しい、日本ではめずらしい、「内陸式気候」の土地柄です。

「雪が積もってますか？」に次いで多いのが、「ノーマルタイヤで大丈夫でしょうか？」というものです。もちろん、雪さえ降っていなければ、通常の走行は可能です。ただし、一旦、雪がうっすらとでも積もり始めたら、ノーマルタイヤでは危険極まりないこととなってしまいます。
「ゆっくり走れば大丈夫」と安易に走行しようものなら、たちまちスタックしてしまい、立ち往生すること間違いなし。乗り比べてみるとわかるのですが、同じ駐車場に止めてあっても、積雪が数センチになると、スタッドレスタイヤ装着の車はなんなく出られますが、ノーマルタイヤの車はその数センチすら乗り越えることができません。

また、市街地では雪がなくても、山沿いへいけば、日陰に雪が残っている箇所にも遭遇しますし、国道１５８号線などでは、トンネル内の水が凍ってアイスバーンになっている箇所もあります。
冬期に長野県へノーマルタイヤで乗り入れることは「自殺行為」と言っても過言ではないでしょう。

どうか、冬期に長野へお出かけいただくお客様は、「降ってないからノーマルタイヤで」という安易な考えはやめていただき、スタッドレスタイヤへの交換を強くおすすめいたします。

最近では、それほど高額でないスタッドレスタイヤもありますので、「安全を買う」といった考えてを持たれてはいかがでしょうか。